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 ●結婚式を撮影する
 
 


真穂さん

何の因果か、アシスタントをしている
「〜ですわ」口調の
品のある、綺麗なご婦人
 

室長

広く、浅い知識で答える男、
簡単、テキトー、それなりで
写真を撮している

├──────────────────────────────────┤
 室長、今回は、「結婚式の写真係」 なんて、大変な依頼を受けたようですね。
 
 で、どうでした?、上手に撮せました?
 
 まぁ、下手くそでは有るが、それなりにキチンと撮影は出来たと思っているぞ。
 
 そうですか、それは良かったですわね。
 そこで今回は、普通一般的なデジイチの組み合わせでも、準備と道具の使い方次第で、”結婚式の撮影” も十分に可能だと解ったので、報告がてら書き込んでいこうと思う。
 
 そうですね、
 今回の室長の経験が、デジイチを持つ方々の参考になれば、幸いですわね。
 
 そうだな、
 成り行きとはいえ、前撮りスナップ写真、挙式撮影、披露宴撮影 と一度の経験することは、ほとんど無いと思う。 今回の経験が、皆さんの役に立てば幸いだ。
 
 
* 機材の準備 
 
 ところで室長、今回使用した機材は、何だったんですか?
 
 使用した機材は、次の通りだ。
 
・カメラ = Nikon D90 / Nikon D5000
・レンズ = AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G ED II
        AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
        AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR
・外部フラッシュ
・脚立(3段)
・内蔵フラッシュ用ディフューザー
・ストロボ用ディフューザー(自作)
・クロスフィルター

 
 と言ったところだ。
 
 
 

 
カメラは2機使用しました。
画像はありませんが、D90とほぼ同性能の ”D5000とレンズ”を使用しました。
 
ストロボは、フィルム時代に使用したナショナル製ストロボ(ISO100・GM25)です。
TTL調光のストロボが間に合わず、これで代用しました。
光量は、ティッシュとハンカチをディフューザー代わりにして対応です。
 
 
 
 あら、特に変わった物は使わないのですね。
 でも、あまりフラッシュを使用しない室長が、外部フラッシュを使用するなんて、滅多に有りませんわね。
 
 そうだな。
 後々説明はしていくが、
フラッシュは、「使うべき時には、キチンと使おう」 とだけは言っておこう。
 
 そうですか。
 ところで、
”ディフューザー” って、何ですか。
 
 ”ディフューザー” は、フラッシュの光を被写体に直接当てるのでは無く、フラッシュ光を拡散させて被写体に当てる道具だ。
 これを使うと、影が綺麗にボケてくれたり、被写体の反射によるテカリ等を防いでくれる。 しかし、フラッシュ発光部分に半透明な物を当てて拡散させると、光量が減りフラッシュ光の届く距離が短くなる。 撮影の時には、この事を考慮して露出設定をしないといけないぞ。
 
 なんか、面倒な代物のようですわね。
 そうだな。
 だが、その面倒な分、良い写真が写せるという物なのだよ。
 
 あと・・・、脚立は何に使いますの?
 
 脚立か?
 普通に撮すと、撮影者自身の目線で撮すから、被写体が人影に入ったりすると撮影できなくなるだろ。 そこで、脚立を利用して、なるべく被写体を確実に捕らえられるように用意した物だ。 また、斜め上から撮すと、ひと味違った写真を撮すことが出来る。

 ただし、会場によっては使えない場合があるから、事前に確認しておくと良いだろうな。
 
 
*前撮りスナップ
 
 あら、前撮りだなんて本格的ですわね。 スタジオとかを借りて撮影したりするのですか。
・・・まさか・・・、室長が撮すとか・・・、では有りませんよね・・・。
 
 とんでもない。 キチンとした前撮り写真は、式場の写真業者さんが撮影する。 私は、前撮りする様子や、衣装を着てのスナップ写真を撮しただけだ。
 これは、たまたま依頼主と休みが一緒になって、撮影する事になったのだ。 撮影場所が、挙式と披露宴を行う式場と言うことも有り、会場の下見や露出設定と機材の調整もしたかったので、引き受けた次第だ。 正直、本番で慌てることも無く済んだ、非常にありがたいことだったぞ。
 
 どんな写真を撮したのですか? 変な写真は、撮したりしなかったでしょうね・・・。
 
 失礼な言い方だな・・・。
 私も、それなりにキチンと撮影してきたぞ。
 
 私が撮影したのは、着付けをしている様子とか、撮影の様子とか、業者さんが撮影した後に、衣装を着たままでの館内施設を利用しての撮影や記念撮影等のスナップ写真だ。
 
 
 

 前撮りでのスナップ写真を撮す際には、
とにかく、小物や色んなポーズで撮しておこう。
スライドショーの編集時に、とても役に立ちます。
 

 
 
 へぇ〜、なんか面白そうですね。 撮される側は、モデルさんの気分で撮される感じかしら。
 
 まぁ、そんなところだ。
 そして、この前撮りスナップ写真を撮すときは、ほとんど新郎新婦本人とご両親が来るだけだ。 親族一同がいるわけでは無いので、撮す方としても気が楽で良い。
 また、
露出設定を変えたり、フラッシュを使ったりと、ある程度時間を掛けても大丈夫だから、できる限り多くの写真を撮しておくと良いぞ。
 新郎新婦が着る衣装は、挙式と披露宴で着る衣装で撮影するから、後で色々と役に立つからな。

 
 つまり、後で楽がしたいだけですわね。
 
 その通りなのだ。
 ブッツケ本番だと忙しくてたまらんし、私の身体が持たん。 

 前撮りで、ある程度の写真が確保出来れば、披露宴が始まるまでの間で色んな事が出来る。
 とにかく、小物でも何でも良いから、できる限り撮しておくと良いぞ。
 また、披露宴では、友人が集まって新婦との撮影もあるだろう。 そのときの、背景になる場所も確認しておこう。
 
 写真係を頼まれて、前撮りをする場所が式場内で有れば、できる限り新郎新婦にお付き合いした方が良いことになりますわね。
 

 
*依頼されたら、打ち合わせには出よう
 でも、披露宴の写真係を頼まれるのは聞きますが、挙式の撮影は意外ですわね。
 
 普通は、写真撮影を業者さんに依頼するのだが、私の依頼者は色んな理由から、写真撮影を私に依頼してきた。 でも、挙式まで撮影するとは思わなかったぞ。
 
 挙式を撮すとなると、事前の準備が必要になりますわね。
 
 そうなのだよ。
 大抵、写真係を依頼されるのは、1ヶ月くらい前だと思う。
 
先ず、結婚式の1週間前位に打ち合わせがある。 挙式の撮影も依頼されたのなら、必ず打ち合わせに参加することだ。 神前もチャペルも挙式を撮す場合には、ホイホイ動き回ることは出来ないから、この時に挙式と披露宴の進行表が出来ているので、入手する事だ。 また、見取り図などが有れば、撮影可能な場所が決められている場所を確認も出来る。
 もし、挙式場所や披露宴会場を見学できるなら、見させてもらおう。 この時に、式場と会場の広さ、天井の高さ、天井や壁の色、照明の明るさを確認することだ。 試し撮りをする場合、記録方式をRAW記録で撮しておくと良いだろう。

 

 
 挙式の時間が短いのですから、進行表や見取り図などが有れば便利ですわね。
 でも、RAW記録で試し撮りをするのはなぜですか。 カメラの画像処理エンジンを使いませんから、逆に面倒なのではありませんか。 ノイズ処理もしないといけませんし・・・。
 
 普通はそうだが、挙式だと外の光が入る状況のもあり得る。 また、披露宴会場でも、照明の種類によってはカメラのホワイトバランスが合わないこともあり得る。 そのためのRAW記録というわけだ。 後で現像処理するときの参考になる。
 
 そうですね。
 事前に、RAW記録の現像処理の方法やデーターを用意しておくと便利ですわ。
 
 ある程度の資料が揃えば、何処でどの様に撮すかをシミュレーションしよう。 出来れば、箇条書きで良いから、字コンテ(行動表)を作成して、覚えると良いだろう。 
 
 なんか、本格的ですわね。
 
 素人ならば、尚更しておいた方が良いと言うことだ。 下手くそ写真を、ダメ写真にしないコツと言ったところだな。
 あと、下手くそ写真でも、スライド動画に編集すれば、それなりの代物になる。 この事も頭に入れておこう。
 

 
*挙式を撮影する

 さあ本番ですわよ。
 
挙式を撮影する場合の、ポイントとか注意事項とかは有りませんか。
 
 色々あるぞ。
 まず、
ビデオカメラが入っていたら、その近くは止めておこう。 カメラのシャッター音が、大きく入ってしまうからだ。
 あと、神様に失礼の無いように行動をすること。 新郎新婦の前途を思えば、当然であろう。
 カメラマンは、あくまでも黒子では有るが、押さえるべき写真は押さえないといけない。 
式台を入手しているなら、どの時点でどこから撮すかを数カ所に絞って撮すようにしよう
 
 カメラの設定は、どの様にしましたのかしら。
 
 使用したカメラだが、
・D90+AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G ED I 
・D5000+AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR
 
カメラの撮影モードは、絞り値解放で絞り優先モード、測光方式は中央重点測光、ISO感度1600、ホワイトバランスが蛍光灯、記録方式はRAW+JPEG。 この設定で撮影した。
 撮影するときの注意事項としては、神前もチャペルも新婦は白い服装だ、測光場所を新婦に合わせると白飛びしないで撮影が出来る。
 親族や大人数で撮す場合は、マルチパターン測光に切り替えて撮影すると良いぞ。

 
 
 

 
挙式会場では、あまり移動することが出来ません。
神前の明るさが十分であれば、ノーフラッシュで十分に撮影が出来ます。
 
 
 
 なんか、カメラ設定だけでも、面倒ですわね。 挙式だけでも、かなり疲れそうですわ・・・。
 でも、望遠レンズを使用したのには、驚きですわ。
 
 最初は、標準ズームだけで十分と思っていたが、「・・・もしかすると・・・」 と思って、カメラが2機有る1機に望遠を取り付けておいた。 まぁ、これが功を奏して、それなりの写真が写せたわけだ。
 
 疲れるのは、写真係を受けた以上、仕方が無いことだ。 でも、良い勉強に成ったし、楽しい物だぞ。
 
 あっ、忘れるところだったが、
新郎新婦や御家族の移動時の撮影は、なるべく先回りをして、撮影しながら後をついて行くようにすると、後でのスライドショー編集作業時が楽になるぞ。
 
 つまり、「とにかく、目に入った物は何でも撮せ」 ですか。
 
 でも、
高倍率ズームがあれば、カメラが1機で済んだと思いますが、いかがですか。
 
 そう思うが、私はその様なレンズは持っていない。
 だが、
高倍率ズームの場合、問題になるのが開放絞り値の変化だ。 焦点距離による絞り値の差が大きくなる、そうなるとシャッタースピードに影響してくるから注意しよう。
 カメラが1機の場合は、カメラの構え方をシッカリして、手ぶれ補正が搭載されていればかなり有効だと思うぞ。

 
 とにかく、色んな物や人を数多く撮影しておこう。 これが後から役に立つことになる事、間違いない。
 下手くそなところは枚数を稼いで、良いところを抜き出すしかないのだ。
 
 手ぶれを防ぐのでしたら、三脚や一脚等を使用すれば良いと思いますが、どうなのかしら。
 
 私も、当初はそう考えていた。 だが、下見をして感じたのは、「邪魔になって、使えない。 機動力が落ちてしまう」 と言うことだ。
 写真係が複数いるのなら、撮影を分担して行えるから、三脚や一脚等を使用して、確実に撮影する方が望ましいだろうな。
 
 
*披露宴を撮影する
 
 披露宴での撮影は、打ち合わせの時にある程度の資料やデーターを持っていれば、慌てることは無いと思う。 だが、撮影を依頼されたなら、披露宴開始の2時間前には会場に入っておこう。
 
 2時間前とは、とても早いですわね。 何か理由でもありますのかしら。
 
 それは、早いうちに入る事で、会場の明るさなどを再チェックする事が出来るからだ。 もし、状況に変化があれば、対処のしようがある。
 
 今回、私が撮影したときは、下見の際の明るさと本番での明るさが、非常に違っていた。 当初の予定では、テーブル席でのフラッシュは内蔵フラッシュにディフューザーを付けて、会場の雰囲気を出しつつ撮影をする予定だった。 でも、それでは追いつかないことが解り、”外部ストロボで6mの天井バウンス” 等という、とんでもないことをする羽目になってしまった。
 
 
また、会場がセッティング中なら、その状況を撮すのも良いだろうし、出席者の来る様子や、準備委員の様子など、新郎新婦が目に出来ない様子を撮しておくと喜ばれるし、後での編集時に役に立つぞ。
 
 
 

 
この写真は、開場が下見の時より暗くて撮しにくくなり、
マニュアルモードで露出を決めて、フラッシュ光を天井バウンスさせて撮しました。
開場の雰囲気も大事ですが、テーブル席の来賓を
キチンと撮す方が、もっと大事です。
 
披露宴開始の2時間前には式場に入り、開場の明るさを確認するようにしましょう。

 
 
 ですが・・・、打ち合わせに出ないで、いきなり披露宴の撮影に来られる方もいると思いますけど・・・。
 
 まぁ、大抵はそうなのだろう。
 この場合でも、
披露宴が始まる2時間以上前に結婚式場に入り、会場を確認しカメラの設定をしておくことだ。 そして、自分が取る行動を短時間で把握して、カメラ設定を決める必要があるぞ。 ついでに、できる限り色んな写真を撮しておくことだな。
 
 
まぁ、これすら出来ないで、「・・・いきなり撮影」 を初心者はしない方が良い。 と言うより、「撮すな!」 と言いたい。
 あら、まあ、「撮すな!」 何て・・・、厳しいことを。
 
 厳しくは無いぞ。
 
まず、デジイチは魔法の道具では無い。 ましてや、披露宴の撮影は一撃必撮だし、2度目は無いことだ。 
 写真係を頼まれて、「・・・失敗しちゃいました・・・」 は通用しない。 下手くそでも良いから、それなりの写真を撮す必要がある。 そのためには、下準備が重要になると言うことなのだよ。

 

 
*イザッ!撮影!!
 
 さあ、披露宴の開始ですわ。
 撮影時のカメラ設定はどうしますのかしら。
 
最近のデジイチは、高感度撮影が出来ますから、その場の雰囲気を出すのに、フラッシュを使わないとか言いますけど。
 
 雰囲気を出すために、ノーフラッシュ撮影をするのは良く聞くし、私も条件が揃えばそうするだろう。 しかし、披露宴での撮影では、フラッシュを使用して撮す方が良いと言える。
 
 まず、写真係は確実に何を撮しているのかを、はっきりさせることが大前提だ。 高感度で雰囲気を重視するあまり、何を撮したのかがはっきりしないと、意味の無い写真になってしまう。
 また、ノーフラッシュだと、来賓がどんな色の何を着ているのかが、解らない場合が多い。
 雰囲気を出しつつフラッシュを使用する場合は、デジイチ設定のフラッシュ制御に、「スローシンクロ」や「後幕発光」 が有るので、これを使うと良い写りになる。

 
 とにかく、撮影する状況に応じて臨機応変に対処しないといけないと言うことだ。
 
 
 
 
 
 では、ノーフラッシュで撮影する場合は、どんな時ですか。
 また、フラッシュを使用する場所とか状況とかは、どうなのかしら。

 
 まず、フラッシュを使用してはいけないのが、各催しでスポットライトの光を浴びている状況だ。 たとえば、新郎新婦入退場、ケーキカット、舞台での余興等々、色々ある。 この時にフラッシュを使用すると、白飛びした写真になってしまうから使わないことだ。
 
 
次に、フラッシュを使用する場面は、来賓テーブル席での撮影、開場外でのちょい撮り記念撮影、テーブルの食器や料理の撮影等、色々だ。 また、スポットライトでの逆光時にも使用したりする。
 
 更に、フラッシュを使用するにしても、天井バウンスを使うか、フラッシュ直当てでカメラの調光設定(TTL調光)を使うかでも違うし、フラッシュ光でのテカリなどをディフューザーでどう防ぐかでも変わってくる。
 
 なんか、面倒ですわね。
 
 そう、披露宴の撮影は、とても面倒な操作をしないといけないのだ。 だが、ポイントを押さえれば、何てことは無い。
 
 
先ずは、外部フラッシュを使用する場合だが、TTL調光に対応した物を利用しよう。 天井バウンズさせるときはマニュアル発行になるので、天井の高さに合わせて、発光量を調整しておくことだ。
《今回の撮影で使用した外部フラッシュは、古いナショナル製ストロボでした。 GM25をフル発光させ、ディフューザーで光量調整をしました 》
 
 
内蔵フラッシュで撮す場合は、ISO感度にもよるが撮影範囲を決めておこう。 肌のテカリや赤目を防止するには、内蔵フラッシュ用ディフューザーがあると便利だ。 これは、自作も出来るし販売もされているし、5mくらいの範囲ならOKだぞ。(私は、エツミ・内蔵フラッシュ用ディフューザーを使用しました)
 
 
 

 
ノーフラッシュで会場全体を撮影した写真。
実際は、この半分くらいの明るさしか有りませんでした。
 
 
 
 ちゃんと撮したい場合は、フラッシュの使用をお勧めする事は解りましたわ。
 
 次に、撮影するカメラの設定と、レンズですが。 
 
 今のカメラは、高感度特性に優れた物が多くなっている。 ISO感度は、高感度ノイズが許せる所まで上げておこう。
 レンズだが、普通に撮影するなら、標準ズームレンズで十分だ。 ただ、画質と雰囲気を出しつつ撮影したいのなら、明るいf2.8クラスのレンズがあると最高だ。 ボケ味を出した写真を、撮すことが出来る。
 あと、
クロスフィルターを使用すると、キャンドルサービス等で重宝するから、持って行くと便利だぞ。
 
 キャンドルサービスでクロスフィルターですか・・・。 披露宴の最中に、フィルターを付けるような時間的余裕はありますかしら・・・。
 
 屋内での撮影では、レンズフードを取り付けて撮影をするわけでは無い。 だから、フィルターの取り付けは、キャンドルサービスの開始が解ったと同時にポケットから出すようにしておくと、以外と時間は掛からないのだよ。 まぁ、それなりに練習をしておくと良いだろうな。
 
 
 

 
キャンドルサービスでは、クロスフィルターを使用すると効果的です。
私は、カメラを2台使用しましたが、1台でも十分にフィルターを付ける時間はあります。
 
クロスフィルターは、焦点距離が標準域以内で効果を発揮します。
撮影する際は、焦点距離に注意が必要になります。
APS−Cのカメラなら、30〜35mmあたりで焦点距離を固定し撮影すると良いでしょう。
あとは、撮影者の機動力を発揮してください。
 
 
 
 だいたい、解ってきましたわ。
 あとは、状況に合わせて撮影するだけですね。
 
 まぁ、そんなところだな。
 とにかく、撮影者は開場した時点から修羅場に入ると心得ておこう。
 
 
テーブル席を回る際、最近の若者はカメラを向けると、それなりに反応してポーズを取ってくれるが、年配だとそうはいかない、「写真を撮して良いですか・・・」 と、一声掛ける様にすると良い写真が写せるぞ。
 
 後、テーブル席で来賓を撮すタイミングだが、披露宴開始20分くらい前には多くの来賓が来られているから、席が埋まっている所から撮せば、この時もチャンスと言える。
 一番余裕が出来て撮しやすいのが、あまりお酒が入っていない会食が始まって直ぐの時だ。 
 撮していく順番は、新郎新婦親族席を必ず最初に撮して行こう。 その次に新婦友人席と新郎友人席となる。
 後、出来れば新郎の親等が新婦親族に挨拶するとき、新郎新婦の会社上司に挨拶をしている所などを撮しておくと良いだろうな。
 
《今回の撮影で、唯一取り損ねが多かったのが、「テーブル席での、カメラに向いて写る写真でした。 依頼主には、誠に済まないことをしたと、後悔している次第です。》
 
 
 会食の時点で、出来るだけ撮しておけば、後で余裕が出来て良いですわね。 余裕が出来れば、次の行動が取りやすいですわ。
 
 ところで、脚立は何時使いますのかしら・・・。
 
 先にも書き込んだが、脚立は、新郎新婦入場やお色直し、キャンドルサービス等々、使うシーンは豊富にある。 そして、この脚立があるおかげで新郎新婦を確実に捕らえることが出来るから、重宝するという物だ。
 ただし、脚立の使用は、開場の広さや通路の広さによって使用出来ない場合があるから、事前に確認することだ。

 
 普段の目線より高い位置からの写真というのも、一味違うというか、面白いですわね。
 
 ただし、脚立を使うと足下が不安定になりがちだ、カメラの構えをシッカリさせ十分に注意して撮すように。
 
 このほかに、披露宴会場はそれなりの明るさしか無い。 AFを使用して撮影は出来るが、必ずしも全ての撮影に有効とは言いがたい。 場合によっては、MFでの撮影もしないといけないのだ。
 そのほかにも・・・。
 
 え〜っ、注意事項とかが、まだあるのですか。
 
 それが、まだあるのだよ。
 露出設定だが、ほとんどの場合は、絞り優先モードで対処が可能だ。 
だが、テーブル席を撮影するときに、フラッシュの天井バウンズで撮影するときは、事前にマニュアルモードで露出設定をしておこう。
 これは、外部フラッシュでバウンズ使用する場合、マニュアルで光量(ガイドナンバー)を調整する必要があるからだ。 カメラのマニュアルモードでは、絞り値とシャッタースピードを設定しないといけないが、モードダイヤルを絞り優先モードに切り替えてもシャッタースピードの設定は変わらない。 この事を頭に入れておき、テーブル席で撮すときに絞り値を入力すれば、バウンズ撮影したときでも安定した写真が写せるようになる。

 
 あの・・・、フラッシュの ”ガイドナンバー” って、何のことですか。
 
 ガイドナンバー(GN)は、フラッシュ光がISO感度100で発光する光量だ。 このガイドナンバーが大きいと、発光量が大きく、遠くまでフラッシュ光が届く訳だ。
 調光が出来るフラッシュの場合、撮す範囲や状況に合わせてGNを調整し、光の届く距離を調整する事が出来るわけだ。 また、カメラと連動するi-TTL調光だと、カメラの露出設定に合わせて、カメラが発光量を調整してくれるからとても便利になってきた。
 そして、光の広がりをコントロールするのに、ディフューザー等を使用したりするわけだな。
 ただし、
GNはISO感度100が基準になっている。 撮影範囲が同じ場合で、カメラのISO感度が高い場合、ISO100のGNで撮すと、白飛びしてしまう。 撮影す状況やカメラの露出設定に合わせて、正しくGNを調整して撮すようにしよう。
 
 
 ははっ・・・、なんか・・・披露宴の撮影が、嫌になってきますね・・・。
 ああして・・・、こうして・・・、こんな風に・・・、とか何とか・・・、面倒ですわね。
 
 そうだな、ヒジョ〜に面倒な撮影なのだよ、結婚式の撮影という物は。
 だが、終わったときの達成感は、何とも言えないぞ。
 
 私の、下手な写真でも、喜んでもらえるとうれしい物だ。
 (#⌒∇⌒#)ゞ ポッ
 
 
*現像処理と編集
 
 ほんと、そうですわね。
 出来た写真を見ましたが、上手いとは言いがたいですわ。 ほんと、下手くそな写真ばかり。(^0^*オッホホ
 
 ふんっ、何とでも言え。((p(- -;)q))
 
 さて、撮影が終了しても、現像と編集、スライドショーの作成と、色々とある。
 
 
 まだ何かをするのですか?
 
 まだ終わらんぞ。
 まずは、RAW記録で撮影した写真を、調整して現像する。
 次に、RAWの撮影は、画像処理エンジンの恩恵を受けないから、高感度ノイズ処理がされていない。 これを、PCのソフトで、一枚ずつノイズ処理をしていくわけだ。 その後に、画像ソフトでトリミング処理をしたり微調整をして、画像サイズを合わせて保存をしていく。
 まぁ、これらを自身の仕事が終わった後にすると、2週間はかかる。
 
 
 

 
画像処理ソフトで、強調したいシーンや物などに
エフェクト効果を与えると、より良く表現が出来ます。
 
 
 
 遊ぶ暇もありませんわね・・・。~)(´O`)(~
 
 その後に、当初の最終目標の、スライドショーの作成に入るのだが、BGMの選択や写真を流す順番、画像へのエフェクト処理(画像効果)を与えて、一つの動画に仕上げるわけだ。 また、タイトル画像を作成もしないといけない。
 その次に・・・。
 その次に、何ですの・・・。( ̄◇ ̄)
 
 その次に、動画チェックをして、ダメなところを再編集。 OKが出たら、フルハイビジョン用の動画にエンコードをし、さらにDVD用に再エンコードをする。
 そして、DVD−Rに書き込んで、終了だ。
  (`⌒´)!! えっへん
 
 はい、お疲れ様でした。(ヾ; ̄ω ̄)ヾヤレヤレ
 
 出来上がった動画を見ましたが、下手くそ写真でも、それなりに見られるようになりましたわね。
 まあまあ、と言うところかしら。
 ホッ( ̄O ̄)=3
 
 お褒めにあずかり、光栄だ。(`・ω・´)シャキーン
 
 こう言う機会は二度も無いと思うので、今回の撮影は、とても勉強に成ったし、自分の技量がどの程度かも解った気がする。 良い収穫だったと感じた次第だ。
 
  
 最後に、皆さんへのアドバイスというか、何か一言有りませんかしら。
 
 何か一言か・・・。
 
 
もし、結婚式の写真係を依頼されたら・・・、 断れ!。
 と言うより、断った方が良い。 なにせ、疲れるし、物は食えないし、楽じゃない。

 
 結婚式の撮影は、ある程度の場数を踏んでいて、やっとそれなりの写真撮影が出来るものだ。 もし依頼されたら、キチンと自分の技量を説明する事だ。 それでも依頼してくるなら、やむを得ないが引き受けても良いと思う。
 そうでは無く、「ただデジイチを持っているから」、「興味があるから」 で引き受けないことだ。
 
 
 まあ、なんだかんだで、室長は引き受けたわけですよね。
 それなりの、自信があったからですか。
 
 まぁ、そんなところだな。
 だが、撮影に自信はあっても、それなりの段取りが取れたからだ。 その段取りが取れないのであれば、断っていたぞ。
 
とにかく、段取り九分、撮影一分、と言うところだ。
 
 解りましたわ。
 今回の内容が、皆さんの役に立てば幸いですわね。
 
 最後になりましたが、今回撮影させていただいた新郎新婦・ご親族一同様に感謝いたします。
 たいへん勉強に成り、今後の写真撮影に役立てていきたく存じます。
 ありがとうございました。
 
 ご結婚おめでとうございます。 
 
 新郎新婦の方が、何時までもお幸せでありますように。
 
 それでは、次回と言うことで。
 ヾ(´ー`)ノまたネ!

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